JY-STORAGE

覆われた

灰に覆われた

愛が芽生えて

語り明かした

君は僕に

カボチャのスープをくれた


灰に覆われた

春の落ち葉が翻った

獰猛なトキが降り立って

翼を広げたまま

地上の怒号を押し殺して沈んだ


まるで夢が 日の出が 静寂が

息をなくして 霞んでいく

君はどこにいるのだろうか

僕と一緒にいるのだろうか

火口の泡ぶくのようでした

朽ちた銅版のようでした


灰に覆われた

語り明かした

君はもう

僕ももう

ただカボチャのスープがあった

すべての温度があり得た

大きな距離が空間を串刺しにして

咽び泣く者の声が途絶えた


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